固まった日

これが今の私の姿…

管や点滴も取れ、トイレに行けるようになりました。

最初は、車いすで連れて行ってもらい
しばらくすると、歩行器でいけるようになりました。

そして、やっと自分で歩いてトイレに行けるようになりました。
といっても、看護師さんと一緒に…なんだけど。
それでも、自分が行きたい時に自分でトイレに行けるのが嬉しかった。

でも、よたよたしながらの歩行。
夫や看護師さん達は、後遺症がでていないことを喜んでくれましたが…
私は…自分にイライラしていました。

リハビリの先生が来てくれては、足を動かしてくれました。

しゃべることもできる。手も動く。みえている後遺症がほとんどないことへの喜びをこの時の私は、まだわかっていなかったのでした。

歩行器も杖もなく歩くことができるようになって、本当に自分の足でトイレに行けるようになりました。
そんなある時、手を洗おうとして対面にある鏡に、見慣れたような見慣れないような私がみえました。
えっ?


数週間ぶりに私は自分を見ました。
私は、固まってしまいました。

これが今の私の姿なのか…
右半分は坊主。
赤くなった傷口を直視することはできなかった。
左半分は髪が残っていました。
落ち武者のような自分の姿に、またしばらく固まり…
鏡にうつったパジャマ姿の私は、れっきとした病人そのものでした。
自分の姿に言葉がでなかった。

すると看護師さんが、遅いと思ったのか扉をあけてくれました。
固まっている私を見て…
『びっくりしますよね。でも髪はのびてきますから…』と若い看護師さんは言ってくれましたが…
何て返せばいいのかわからず、『50歳のおばちゃんでもさすがにね…』と。

本当は、私はこの時のことをあまり覚えていません。
暇なので日記でも書こうと思ってもってきてもらっていたノートに、この時のことだけが書いてありました。
ちゃんと日記をつけていればよかったなと、今になって思います。

鏡から逃げるようにベッドに戻りました。
鏡にうつった自分の姿を思いだそうとしたけど、思い出せるのは今までの私の姿だった。

寝たふりをしながら、
大急ぎで、先生や看護師さんや夫の話を整理しました。

・・・・・・・

病気のことを思えば、髪なんてどうでもいいことだったと…
2度目の手術で思い知るのでした。。

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